5月のアトリエ~絵を描いていつもの自分に戻る
Heart&Pastelの大人クラスでは
2時間ほどで2枚のはがき絵を描き
できた絵を鑑賞しながら
ディスカッションをします。
皆さん、好きなことを
お話していただきます
今日の受講生Sさん
いつもは色をはっきりくっきり塗った
元気な絵を描く
明るいチャーミングな方です。
今日はこんなことをお話してくださいました。
「実は結構 悲しいことがあって・・・
一枚めは色がのらなくて
葉の青をぬっていたら
泣きそうな気持ちになりました。
たくさん塗ったのですが、ぼんやりした
絵になりました」
いつもの絵より
淡くて、、、、でも優しい 癒される
タッチの絵ですね。
「でも、1枚目で何かすっきりして
2枚目はいつもの私だな、って色が出ました」
しゃきしゃきして、元気になった感じ・・・
「絵を描いて、いつもの自分に戻れて
元気になって、帰れてよかったです」
悲しいことは何だったのか
それは、ここでは
無理に言葉にしなくてもいいことです。
※お話したい時はしてくださいね。
言葉にすると
その悲しみや辛さの形 がはっきりしてしまって
余計辛いこともあります。
何だか心が重たい時、
その重たいものが
どうにかなることならよいのですが
どうにもならないものの場合も
結構あるものです。
でも、辛いことは
気になるもの。
ついついそれに囚われて
心がますます痛んでしまうことも。。
辛さと向き合って
ますます辛くなるよりは
美しい色できれいに
洗い流してあげた方がよいことも
あります。
ただ 色を味わい
絵を描くだけのことですが、
描き終わった時、
不思議とSさんのように
すっきりとして、
心が軽くなっていることがあります。
「いつのまにか消えてしまった」
そんなふうに感じるように。
「なんだか、もう、いいんだ と思えた」
「たいしたことではないような気持ちがしてきた」
「不思議と なんだか大丈夫、という気持ちになった」
こんなご感想を
あちこちでうかがっています。
そういう私も、、、
たまに心に何か重たいものが
たまってしまった時は、
ひたすら色と向き合って
心のデトックスをしています。
みんな、とてもきれい・・・
明日からは久しぶりの福島です。
福島の皆さん、またよろしくお願いいたします