絵が苦手なのはナゼ?
(12/9の続きです)
この教室にいらした方が
ご挨拶のように
「絵は昔から苦手なんです」
とおっしゃることが多いことに気付きます。
高学歴で
多くの学校でカウンセラーとして活躍している
ある方がおっしゃいました。
「他のものは努力すれば
それなりの結果が出せる自信はあるのですが(それは、す、素晴らしいです!)
絵だけは、ある時からすっかり自信がなくなってしまって」
ある時というのは、たぶん
学校の授業か何かでしょうか・・・
その時に絵を何かの形で否定されたことが
トラウマになっている方が多いのです。
絵を否定される、低い点数をつけられる、という体験は
例えば、数学の試験でミスをして点数が出なかった、
という体験とは全く違うのです。
同じ評価ではあるのですが
絵(アート)は
その人がその人として存在する証、
唯一無二の感性=個性=アイデンティティ
の表現ですから(オーバーなようですが、そうなのです)
評価の仕方によっては
実は、その人自身の深い部分の否定にもなってしまうのです。
だから数学が出来なかったのとは違って
心が傷ついてしまい、
トラウマになってしまうことが多いのです。
絵は言葉でないのがよいです。
言葉も大事ですが
なかなかずべての人に理解してもらうのは難しい。
でも、なぜなのかしら、絵はかなりの人にわかるみたいです。
大事なことが。
何がわかるのかと言うと
それはまた言葉にするのは難しいのですが。
でも、その何かがわかって嬉しいから
そこに集まった方たちが、
お互い嬉しく感じているのが嬉しいから。
そう感じる自分も嬉しいから、、
多くの方がこのパステル画を継続して楽しまれるようになり
この集まりは10年も続いているのだと思うのです。