冬の小鳥
いつも師匠のもとで月一度勉強をしているのですが
今月はいきなり前の晩に
「明日は10時半下高井戸の映画館で」
とのメールがあり、
「映画??」
と、わくわくしながら
言われたとおりにうかがいました。
こういう小さい映画館スキだな。
静かでのんびりしてて。「冬の小鳥」
韓国映画です。
BGMもほとんどなく
セリフも最小限で
色も激しい動きもほとんどないような
大変地味な
淡々とした表現の画像に
逆にリアルさを感じました。
9歳の子供、ジニの目から見た世界。
最初から最後まで子供の視点から
離れることのない作り方でした。
この映画の監督は韓国の女性ですが
フランス人の養女になり
フランスで育って、映画の勉強もフランスでされたと。
実体験をもとにしたお話なのだそうです。
ああ、実体験だから
あんなに子供の感情描写がリアルで細かいんだ・・・
子役、うますぎるし。
予備知識をもって
この映画を観たならば、私は
号泣していたこと間違いないので
知らなくてよかったかも。
映画はね~。
あとひくんですよ。
何か上書きするまでは
そこからなかなか抜けられなくて。
日常生活に支障があるので、
注意して観ます。
ここでの主人公は9歳の女の子。
9歳というのは
私たちの間では
「ルビコンの時期」
「9歳の危機」
と呼ぶ年齢。
人間の一生の中でも
大切な年頃です。
講座でも、特にその年齢の子への
対応には気を使います。
言葉で感情を語らない彼女の
(他の出演者もあまり語りませんが)
表情やしぐさ からは目が離せませんでした。
多くのことを感じる人と
あまり感じなくて退屈に感じる人が
分かれる映画ではないかなぁ。
子供の頃の思い出が無彩色で
かなりひねた子供だった私も
師匠も
思い切り子供時代の記憶の扉が
開きまして。。
その後昼ごはん食べて
お店変えてケーキも食べて
夕方まで語り合ってしまいました。
まだちょっと
背中に半分ジニしょってます。
明日の講座で上書きかな