アトリエより♪

ちいさな絵画教室とアラカン講師の日々の出来事、思ったこと、、書いていこうと思います♪

4月の講座~震災後一ヶ月

先ほど、那須・福島から戻りました。

皆さん、元気に頑張っていらっしゃいましたよ!

この件は、また後でご報告しますね。

さて、今年度の講座も始まり、

皆さまだんだん教室に

お顔を見せてくださるようになりました。

先週は5講座がありました。

震災後1ヶ月、

家で何枚も絵を描いたり色を塗って

自分を癒した体験をお話くださる方も

多くいらっしゃいました。

「先生がいつも言っていたのを

思い出して、

ずっと塗っていたら

不思議と落ち着いたんですよ」

扉いっぱいに色を塗ってくださった

という方も、、、

日頃、お伝えしていたことが

思いがけなくこんな形で

お役に立ったことに、

何とも言えない気持ちになりました。

絵はどうしても自分では描けなくて

ここへ来て初めて描くという方、

初めて電車に乗って外出をした

なんて方もいらっしゃいました。

皆様それぞれ、

一生懸命自分と向き合い

生かされていることに意識をして

過ごして来られた1ヶ月と感じました。

最初は、絵を描くのではなく

かきなぐり や 色を塗りつけるだけでよいのですよ。

大きなダメージの時は

気持ちをまず吐き出すことが大切です。

自分を守り、

いつもの状態に戻すために

必要なことです。

あるお母様がお子様の絵を

見せてくださいました。

Heart&Pastel

小学校6年生(左)3年生(右)

震災のあった日(3月11日)の夜に

自分から「絵を描きたい」と言って

かきあげたものです。

拡大してみてるとよりわかりますが。

なんともいえない複雑な色。

いつもと違います。

Heart&Pastel

右は4月13日、ほぼ1ヵ月後に

教室で描いてくれた色。

いつもの、、、いや~いつも以上に

穏やかな色を出していますチューリップ紫

みんなといつもどおり一緒に描いて

安心したのかな?

ちなみに彼女のおうちにはテレビはありませんので

報道を見続けていないお子さんです。

東京の子供たち、

表面的には普通に戻ってきているように

見えます。

何人ものお子さんが

その日一緒に絵を描きましたが、

TVを見ていない、

そのご姉妹の絵と

それ以外のお子さんの絵、色使いが

明らかに違うことに

改めて、報道映像や情報が

子供たちに与えた影響について

考えさせられました。