アトリエより♪

ちいさな絵画教室とアラカン講師の日々の出来事、思ったこと、、書いていこうと思います♪

言葉で伝えることは難しい^^;

ここのところ、

夏のイベントや学校講座で

ご依頼された方、団体の皆さんとの

打ち合わせが続きました。

講座のご依頼をいただけることは

大変にありがたいことです。

認めてくださる方が増えていることは

本当に幸せです。

しかし、そこで、

「これは、どういうものなのですか?」

という質問に簡単にお答えすることが

大変難しいと感じています。

一番わかりやすいのは

1回、体験していただいてから

話をきいていただくことなのですが、

日本人は絵に対して

苦手意識を持っている方が大変多いので

皆さん、構えてしまって

「い、いや私はちょっと(汗)」 なんて

なかなか素直にさらっと描いてはいただけません(笑)

特に男性

Heart&Pastel は

絵画の分類では

パステルを使っていますので

パステル画」なのですが、

技術習得を最終目的としている

お絵かき教室ではありません。

元々パステル画を描いていた

イラストレーターの私が

30代の子育て中に出逢った

色彩工房ぷるぷるの矢崎美恵子氏 から学んだ

シュタイナー芸術療法、教育法 と

クリニカルアート(臨床美術)等

からヒントをいただき、

そこに20代からイラストレーターとして

仕事で関わっていた

「医学」「教育」「宗教」分野の知識と、私個人の理念を

融合させて考え出しているものです。

大きな理念は変わりませんが、

技法やカリキュラムは日々研究、進化中です。

ということで、

絵を描きながら、

「治療、教育芸術・アートセラピー

の要素を味わっていただくことが

こちら側としての希望です。

上手に味わい、

自分らしさに気づき、

それを自由に表現できるようになることで、

結果として

その人らしい、素晴らしい絵、

「いい絵」も描けるようになります。

それは技術、を学んだからではなく、

(確かに画材に慣れて描きやすくなるのは技術の習得ではあります)

自分の個性に気づき、

それをよい意味で認め、表現できるようになったから

なのだと思います。

実は、

絵自体が、美しい癒やされる色合いのもので

目を引きますので、

最初は

「こういう絵を描きたい」

と学びにいらっしゃる方が多いです。

技術を学ぶだけなら

器用な方は2.3回で

簡単なものは描けるようになります。

でも、約90%の方が

2年3年、、、と長く続けてくださいます。

創立以来の受講生も多いです。

それは、絵を描く技術を学ぶだけに

とどまらないものがあるからです。

それが何か、というと

また言葉で説明するのは

長くなるので、次の機会に。。。

本来、「絵を描く」ということは

このパステル技法でなくても

それだけで

アートセラピー・癒やし」の要素があるものです。

言葉が歴史の中に登場するより前から

人間は絵を描いています。

芸術を楽しんでいます。

ちょっと見、何の役にも立ちそうにない

芸術の授業が

学校で必ずプログラムされているのは

なぜでしょうか?

絵を含む「芸術」というものは

人間という存在の

本能的な根源にまでさかのぼって関係し、

影響を与えてきたもの、

そして今も人間に必要なものなのです。

そして

絵はすべて「自画像」であると言います。

これは

レオナルド・ダ・ビンチ も

言っていたこと。

だから今日描いた絵は、今のあなた自身です。

だから、大切に愛してあげてください。

それがどういうことか

言葉にしなくても、

絵を心から楽しんで描いてみれば

きっとわかります。

あ~(笑)長いですね。

やはり一言では言えないです