アトリエより♪

ちいさな絵画教室とアラカン講師の日々の出来事、思ったこと、、書いていこうと思います♪

19年

阪神大震災から19年が過ぎました。

今年成人式を迎えた娘が

1歳になったばかりだったから、、、

ずいぶんたったような気がするのだけど

家族を亡くされたり、

辛い思いをされた方にとっては

忘れることなどできない、

そんなものではないと思います。

私の家族も震災の前年まで

10年間神戸に住んでいました。

父親が営業所長をしていた保険会社は

大きな被害を受けた長田区にありました。

両親は転勤で引越したので

震災の被害を直接受けたのは

当時三宮に残っていた弟のみでしたが。

体格のよい20代の若者だった弟が

10キロもやせてしまった程、

その時の神戸は大変だったことを

思いました。

その後大きな地震も何度か起こり、

数え切れない程のいろいろなことがあり、

世界は動き続け、

様々なものを見せて頂きながら

その中で私たちは今日まで生き続けていることを

改めて思う日でもありました。

こういういろいろな

言葉にならない思いを

積み重ねていくことが

生きていくということなのでしょうかねぇ。。

関東大震災の前に生まれて

戦争も体験され

激動の20世紀を生きぬいてこられた

大先輩の

明るくステキな生徒さんのことを

心からの尊敬と感謝の気持ちで

思いました。

だから、人生の先輩方の絵には

真似のできない深さと味わいがあるのですね。