自画像
芸術作品は、
何を作ってもすべて、「自画像」になります。
景色を描いても、他人を描いても
すべて、それを描いた人自身の姿なのです。
だから、今回の展覧会
飾られている絵は
みんな描いた人の「自画像」です。
「何を選んだらいいの?」
とお尋ねになる受講生の皆さんに
「一番あなた自身が好きなもの。自分らしいもの
を選んでください。」
と申し上げます。
1年間全部来てくださっている方は
24点ある中で
1.2点を選んでいただきます。
不思議と、
あちこちまわって出品する絵を拝見すると
その方の絵の中の何かが変わった時の作品 や
描きながらつまづきがあって、でも、
よい形に描きあげられた、そんな時の作品が
多いのです。
絵の製作過程で無意識に自分と深く向き合って、
それを表現していって
結果、いい作品になったと自分でも感じられた
その時の幸せな気持ち・充足感をなんとなく感情が覚えていて
その絵を選らばせるのかもしれませんね。
展覧会では、そんな「自画像」がたくさん。
「素晴らしい唯一無二のひとりひとり」 を 絵の中に感じながら
126点のパステル画を見てあげてください