アトリエより♪

ちいさな絵画教室とアラカン講師の日々の出来事、思ったこと、、書いていこうと思います♪

初心・・・裁判員制度と

今年ももう終わりということで

1年をふりかえりつつ、資料を片付けています。

あまりにごちゃごちゃで

片付けが大変なので

「来年はもう少し マメに片付けよう」

・・・とにひひ

う~ん、毎年思っているような・・・。

2010年、

Heart&Pastelの活動も7年が過ぎ

8年目に入りました。

関わる人が増えるほど、

いろいろな人がいて

いろいろな出来事もあるわけで

今年は、、

ただの絵描きだったはずの私が

あまり向いていないはずの

「経営」とか「運営」を

いよいよ考えねばならないと

腹をくくる年でした。

頭がこんがらがっている時に

最初の頃から一緒に

やってきてくれた受講生であり

今はスタッフになっている方が

おっしゃったことがありました。

「私は、先生がこの活動をするようになった

きっかけを聴いて、

心動かされたから

ずっと一緒にやってきたんですよ」

・・・うう、泣けるじゃねえか!カゼ

そうだ!初心を忘れちゃいけない・・・

今年は、

裁判員制度ができてから

初めて

一般国民(裁判員)が「死刑判決」

に関わる裁判が行われました。

新聞やTVで

たびたび報道されるそのニュースを見ると、

十数年前に私の生活の中で出遭ったことを

思い出さずにはいられませんし、

いろいろ考えずにはいられませんでした。

あの頃の私が

どうしても出せなかった答え(判断)を

わずかな時間で出さなければいけなかった

裁判員 の方の気持ちも。

人が人を裁く ということも。

今でも

思い出すようなことに出会うと

手が震えるのです。

それは恐怖や怒りからではなく

自分を含めた人間の弱さ に対する

やるせなさと

何の役にも立たない自分の小ささ を

改めて思い出すからだと思います。

でも今は

そうやって忘れないこと、、

それでいいのだと思っています。

あの頃、

ものすごい感情の渦の中にいた人たちと、

今はお会いすることはないのだけど

たまにTVなどで見かけることもあり

お元気なのだと安心します。

今は死刑囚となった

あの事件の加害者も含め、、

すべての人たちや生きているすべてのものが

どうか心安らかでありますように と

言葉にして書くと

矛盾がありすぎて

きれいごとすぎて

恥ずかしいようなことを

今年も思っていたりする年末です。